はいっ!いらっしゃいませ、NOJIのマサヒロです(﹡ˆᴗˆ﹡)
僕は、竹作家になる前は整備士をしていました。
その時は気にならなかったのですが、この仕事に就きデザインを考えるようになり、日本車と欧州車のデザインの違いが気になるようになりました。
多分これは、日本の自動車史と関わりがある気がします。
ちなみに、国産車で一番好きなのは、ダットサン・ブルーバード 310型系です。非常にかわいいフォルムで、職人技が見え隠れする、素晴らしい作品だと思います。
現代のように、働く機械が充実していなかったからこそ、人間の手で作りだすという行為がこの車のエクステリアや、インテリアを作り出しているのでしょう。
さて、今回は過去に記事にもしましたが、NOJIの商品であります『エレイン』について、まだまだご紹介したいことがありますので、書いていこうと思います。
前回のブログ記事です。ご覧いただければ幸いです。
網代編みという技法
『エレイン』に使う竹の編み生地は、網代編みという技法を使います。
竹の編み技法は無数にありますが、編み目を完全に詰めることのできるものは少ないです。
また、網代編みは隙間がない特性上、竹の「ひご」一本一本がとても薄く、パーツとして生地の一つに出来るのです。
※「ひご」とは竹を細かく割って、一本の細い状態にしたものを言います。
バッグのパーツとして、また一体感を出すために網代編みを選びました。
網代編みはとても時間がかかります
網代編みは、詰める必要がある事や一本の「ひご」が細かい事で、たくさんの編み材が必要になります。
使う竹の量はほとんど変わりませんが、ひご一本にかける手間は同じなので、ひごが多いとそれだけ時間がかかります。
また、全て竹の表面を磨くため、その手間もかかります。
多くの場合染色もしますし、その為塗装も施します。
このように、多くの時間をかける必要がありますが、だからこそ作れない形、一体感、質感があります。
また、僕はこれらの時間を手間だとは思いません。
思い描いた、理想に近づける事が僕の喜びであるからです。
一つの『エレイン』を作る時、とても長い時間をそこで費やします。
そして、その時間の中では、喜び、驚き、達成感など人生で感じるのと同じような様々な感情を体感できます。
つまり、人生の醍醐味が、その長い制作時間に詰まっています。
だからこそ、成し遂げたいと願い、一つ一つ丁寧に作り上げます。
『エレイン』を手に取っていただくときに、特別な感情を持っていただけるように制作の時間には日々真摯に取り組んでいます。
『エレイン』、一度ご覧いただければ幸いです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。(* > <)⁾⁾
今回はこのあたりで終わります。
ではでは〜(﹡ˆᴗˆ﹡)ゞ
このブログの投稿者: 小松賢大(こまつまさひろ) 皆様に愛着を持っていただける製品作りを念頭においております。 ご質問等、気軽にお問い合わせ下さい |