1989年の秋
中学校の部活の部室で
友人が保護した三匹の子猫。
1週間程、皆で育てましたが限界に。
当時、動物は可愛いけど
怖くて触れないという
アンビバレントな状態だった私は
自転車のカゴに
半ば無理やり入られた一匹を出せないまま
自宅に連れて帰りました。
家族は皆動物好き。
でも色んな事情から、
再度元の部室に捨てに行きました。
暫く様子をみていましたが
鳴き続ける子猫の姿に
父が堪らなくなり
やはり家に連れて帰ることに。
そのまま22年間
実家で暮らしました。
最後の3年は腎不全で
お水を一滴も飲めず
#皮下輸液 の毎日でした。
輸液の時間になると
自ら階段を降りてやって来る、
ゆっくり弱い足音が
今でも耳に残っています。
私は5年弱しか一緒に暮らしていませんが、
兄弟喧嘩の仲裁をしてくれたり
悲しい時には傍に居てくれたり
沢山たくさん助けて貰いました。
今日はそんな彼女の命日です。
兄弟やお母さんに会えてるかな。
私達とも またいつか会おうね。
写真は2008年
19歳の頃の写真です。